私の両親の故郷は秋田。なんと幼なじみ結婚だったので祖父母の家が隣同士。なので一回で里帰りができて少し遠いけど便利とよく言われたものです。その両家は兼業農家。毎年、新米ができると大きな袋に入ったお米が送られてくるし、お米は今も買った事ないのではないのかなって位です。（米が不作の時のタイ米が入って来た時以外は）。そんなんで祖父母の家に帰れば結構食事に関しては厳しく、必ず正座、箸の持ち方、ごはんは一粒も残さない等々、常識なのですが家ではイスに座って食べてたので正座するとすぐしびれるし、箸の持ち方も直そ...

そんな環境で高校卒業まで育った母。なんとお料理はあまり上手ではないのではって家族全員思ってました。揚げ物は油の処理が面倒だからとなるべくやらないか、お惣菜で買ってきて温める。冷凍食品を結構頻繁に使う。そんな中母が作ったものに対し、おいしいと言ってしまうと、その週は頻繁にそれが出てくるので飽きてしまい、あまりおいしいとは自発的に言わないようにしてみたり。そして母も母で、やはりキッチンは自分の城なのでしょう。私がバレンタイン等でキッチンを使う時、すごく細々キッチンの使い方に言われて来たので、なんか母...

そんな中、本格的に料理をしなければいけなくなってしまった私。それは結婚でスイスに越して来てから。まずはごはんの違いがわかるように。やはり安いからといって、アメリカやイタリアで育てられた日本ブランド米。まあ、食べれるけど何か違う。日本から日本米を買ってみたらおいしい事。甘みがあるような。それからは日本米ばらり買ってしまう。それからスイス人旦那の為においしいごはんを作ろうと奮闘するものの、彼は結構食に関してはうるさいほう。日本食は食べれるのですが、揚げ物や煮付けた魚、巻き寿司の海苔等苦手なものが多い...